振り返るとそこには確かに女の子がいた。
女ではなく女の子である。
電話での声から大人っぽい子を想像していたが
実際そこにいるのは中学生とも思えるあどけなさを残した子だった。
「結構もてるんだ。ほんとだよ。」
と電話で話していたことを思い出す。
確かにもてるだろう。高校時代にこの子にあっていたら
もしかしたら恋したかもしれないなと素直に思った。
髪は自分で染めたのかあまり美しくはない、
大半の女子高生と同じでいわゆる茶髪だ。
色にはこだわるくせに
どうもその質までには頭が回らないのか
髪が見るからに痛んでいる。
唇はおそらくルージュといった方がいいだろう
若さゆえのはっきりした色が塗りたくられている。
しかしマスカラがきつく塗られた目は
それらの痛々しげな欠点を隠すほど
かわいいらしい大きな目だ。
すこしたれ目気味なその目はとろんとしていて
多くの男が好きなタイプだと思う。
実際、僕の隣ではポケットから
手を出して頭を無造作にかき上げ続けていた。
彼女が気に入ったらしく
そいつは場所の移動と自分の紹介をを
僕にその邪まな目で僕に促していた。
間田に自己紹介を済ませ、すこしドライブにいやな顔をする
彼女を説得しつつしばらく走る。
目的もなしに車を走らす仲間にとりあえず居酒屋に行くかと提案する。
彼女もその意見に賛成したので、とりあえず車を走らせると
そのうちに国道沿いにチェーン店を見つけたので
そこで飲むことにした。
正直自分のためではない女におごることに気は引けたがしかたがない。
しかし驚いたのは、中ジョッキに入ったカクテルを
同時に二杯頼んだと思うとそれをあっという間に飲み干す。
豪快な技を見せ付けられて目を見張る。
そのうち酔いが回ったのだろう。
仲間にいきなり電話番号を教えていたので
あとは友達と後日うまくやるということで一安心だ。
ほろ酔い加減の彼女が暴れだしたので退店することにした。
目的は達したのでさっさと送っていこうということにした。

おわり。

と行きたい所だったが彼女は僕たちの予想を大きく越える女だったのだ。

 

 

 

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