指を引っ掛け、一気に下ろそうと思ったが
彼女もなかなか譲らない。
足の付け根の方に指を入れることを
思いついた。
と彼女の陰部に指を入れると
挿入した指と毛が擦れる音がする
ジャリジャリといったすこし固めの音は
異質であったがそれは彼女の秘められた音にも感じられた。
「ねぇ、そんなところ。かわいくないよぅ。やめてやぁ。」
とりあえずショーツの中に入れた指でそのあたりを探る。
彼女の手は相変わらず抑えていて一方
僕ももう片方の手で下ろそうとしているので
すこしおかしいな状態になっている。
探るうちにショーツが足の付け根の方からめくれた。
そこには予想よりも薄い陰毛が見えた。
でもそれはいつ見てもきれいにブラッシングされている
やわらかな栗色の髪とは違い雑然としていた。
それは生々しく、ありのままの彼女の一部だと思った。
「やめてやーきたない。そこは汚い。触らんといて。」
悲しそうな声で僕にいうが
逆にそれが彼女自身の手も加えられていない場所だと思うと
彼女の静止を受ける気にはまったくなれなかった。
指の先で慎重に撫でる。
ここが陰部と呼ばれる部分なのだろうか。
穴があるはずだ。自分の稚拙な知識を情けなく思った。
あることに気がついた。
毛の密集部分よりむしろその下の方がすこし体温が高い。
「ん。」
彼女の体が一瞬かたくなった。