自分の唾液の味というのは自覚したことがなかった。
唾液というのは無色透明で味もないものだというが
キスを知る前の僕の常識だった。
舌を絡めた時の彼女の唾液の味は
明確な甘さというものはないが確かに甘く感じた。
唾液を飲むという行為は不自然だが彼女のものだと
思うとそれはまったく自然に口の中に入れることができた。
彼女はどう思うのだろうか。
この甘さは二次的なものではない。
その証拠に彼女とのキスはいつも同じ味がした。
自分の唾液の味を聞く自信はない。こういうこと
を思うこと自体が変なのかもしれないが、
彼女に話してみたことがある。
「なんでおまえとキスすると甘い味がするん」
彼女は意外な顔をしていた。
話によればキスされると思うときには
確かにガムなどをかんでいたというが
それは主に口臭を消すための味で
甘くはないというのである。
あの生々しい甘さはそういうものではない。
独特の自然の甘さだと思ってそう伝えた。
「あれがお前の味なんやな。なら俺好きや。」
そういうと彼女は照れくさそうに下を向いた。
 あの時から数え切れないほどキスをしている。
でもやはりあまく僕は彼女とするキスは好きだった。
今こうやって舌を絡めるときがお互いの気持ち
を素直に伝えられる瞬間だと感じている。
僕の口の中にある彼女の体温は愛しく感じ、
唾液に覆われ続けるその舌が所在無さげに
僕を探す動きは僕を彼女で満たしてしまう。
「あかん。どうしようもなく好きや。」
舌を抜き、気持ちを伝えると
無自覚のうちに彼女の小さく勃起した乳首に口を当てた。

 

 

 

 

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